第七章~大好物~

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「美味しいっ!」 「マジっすか!?」 子供みたいに、明彦が無邪気に喜んだ。 (可愛いっ) 「本当、本当!これからは、毎日でも作ってもらおうかなっ」 「駄目ですよっ!!」 「何で?」 「俺が作ったらっ――奈央、子さんの料理…食べれなくなる」 「…………」     ●心の声● 『か、可愛いぃっ!!』 『だって…奈央子さんの手料理、美味いし』 『黒沢君の為だったら、これから先もご飯!作ってあげても良いかもなぁっ』 『それに、どっちかって言うと――作るより、食べる派?』 『黒沢君って、何が好きなんだろ?』 『奈央子さんが料理上手くて、良かった…』 『何が好きか聞いて、今度作ってあげよっかな!』
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