第十三章~探り(さぐり)~

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                (もう少し――) 明彦は終了時間、残りわずかを目前としていた。 あれから何度か、立花を筆頭に明彦に攻撃を仕掛けてみたのだが――絶えまない努力の賜物(たまもの)か……ある一部の人間の陰謀も、叶えられる事なく――その日を、終えようとしている。 悔しそうに明彦を見つめる、立花の姿が…ここからでも確認出来た。 「くっそ~!結局、わかんねぇままか――」 「誰だったんですかね?」 「今となっちゃ…無理だな」 「「……残念」」
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