第十四章~発覚!?~

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――ピロロロピ… (鳴った!!) まだ、チャイムは完全に鳴り終わっていない…。 明彦はその中で、一番に席を立った。 「お疲れ様でしたっ」 (((早っっっ!!))) 全員の顔が、一斉に明彦に向けられる。 今まで、彼が一番手で席を立った事はない――殆んどは、女性人が先手を斬るのだ。 しかも…まだチャイムまで、鳴り終わっていないというのに――。 (((そこまでして、早く逢いたい“女”って……))) 今や、立花のせいもあり――坂口部長もろとも、経営戦略部全員の心情は同じだった。
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