文子

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「しっ、知らないっ‼」 と文子は私に言うと、公園の出入口へとに向かって歩き出した 「ごっ、ごめんっ‼ あっ、文子っ‼ 待ってっ‼」 と私は文子にと言うと、慌て、立ち上がると、写真を白い封筒に押し込み、そしてブラウスの胸ポケットにしまうと、急いで文子の後を追った 「待って、待ってよっ‼ 文子っ‼」 と私は公園の出入口付近で、再び、文子に声を掛けた すると、文子は公園の出入口で、「ピタッ‼」と、立ち止まった 「あっ、文子っ‼ 本当にごめんっ‼ごめんねぇ」 と私は文子に近付き、両手を合わせて、文子に言った 「ほっ、本当に、本当に そう思ってるっ? 友里子っ‼」 と文子は私の方に振り返り、私に向って言った 「うっ、うん‼」 と私は下を向き、文子に答え、そして顔を上げて、文子を見ると、私に向って文子は「ペロッ」舌を出すと、 「お返しっ‼」 と文子は私に言うと、笑顔になった 「やっ、やられたっ‼」 と私は思うと、笑い出していた そして、私と文子は雑談をしながら、会社に戻った 会社に戻ると、私と文子の机の上に、数枚の書類が置いてあった 「桜田君に黒石君っ‼ その会議用の書類、百枚づつりの、冊子を三百部、作成してくれっ‼ そして冊子が出来たら、落丁してないか?どうか? 確認し、終わったら、広報部のの山下係長に渡してくれっ‼」 と私と文子は部署の出入口で、その部署の奥に座っている、増井係長に指示された 「はいっ‼」 と私と文子が答えると、増井係長は机に目を落とした 私と文子は書類を手に取ると、コピー室へと急いで向った そしてコピー室で、その書類に目を通すと、私と文子は目を丸くした 「何っ‼この書類っ‼ 表も、裏もコピーしないといけないのぉ~」 と文子はぼやくように、私に言った 「あっ‼本当だぁ~‼ 面倒臭いぃ~ 表裏返さないといけないし、詰まり易いんだよねぇ~ 時間、掛かりそう」 と私は天井を見ながら、ぼやくように文子に言った そして私と文子はぼやきながらも、コピーをし始めた 十五分もすると、コピーの山が次々と出来上がり、二時間もすると、コピーを終了した 「さてっ‼頑張ろう 後、二時間半で終わらせようっ‼」 と文子は私に言うと 「うんっ‼ 終わらせて、歌いに行くわよぉ~🎵 文子っ🎵」 と私は文子に言うと、文子は顔を赤くして、恥ずかしそうに、首を左右に振った
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