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学校に着くと、入口辺りで女の子を両肩に抱いている男が歩いていた。
それを見た蒼夜は溜息を吐いた後、その男に声を掛けた。
「お~い、神!」
男はその声を聞くなり、女と別れこっちに来た。
「おう蒼夜、おはよう。」
コイツの名前は新島神(にいじましん)。
俺はいつも、神(しん)って読んでる。
それをアイツは何時も受け入れている。
だ が し か し
「この俺は今、女性の羨望の視線を浴びてそれに答えなきゃ行けないな。」
軽くナルシストなのは治して欲しい物である。
二人は学科が一緒なので、その教室に向かって歩き出した。
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