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マコト「真亜子、昼休みに教科書届くだろ!?一緒に取りに行くから。」
マアコ「わかった!」
私がそう言うと、満足そうに微笑みながら私の頭を撫でる。
そんなやり取りをしていると、隣で寝ていた男が起きた。
「真、何してるんだ?」
寝起きで不機嫌そうに聞いてきた男は、綺麗に染められた金髪に切れ長の鋭い目。
不良という言葉がピッタリ!
マコト「よっ篤!また寝てたのか?」
私の頭から手を離し、男と親しげに話す。
アツシ「うるせーそれより、そいつ誰?」
私を見ながらいう男に、真が私の肩に手を置きながら答えた。
マコト「俺の双子の妹、可愛いだろ!風間真亜子って言うんだ。」
少しシスコン気味の真の発言を気持ち悪いと思いながらも、男に軽く会釈する。
真が私の方に向き、
「こいつは幼なじみの塩川 篤(シオカワ アツシ)。」と教えてくれた。
チャイムがなり、真は足早に戻っていった。
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