429人が本棚に入れています
本棚に追加
小さな子供が覚えた『解体遊び』。
その遊びは、年を重ねる毎に多少の変化が起きていった。
子供というものは飽きっぽい。
新しく覚えた遊びや買い与えた玩具に夢中になるのも、ほんの一時だ。
僕も例に洩れず飽きっぽい子供だった。
しかし、『解体』に関しては違っていた。
飽きる事が無いのだ。
むしろ、どんどんのめり込んでゆく。
学校の授業で多少命の大切さを学んだ所で、僕には関係の無い事だ。
生きとし生ける者全てに、いつかは死が訪れる。
それが早いか遅いか…
ただ、それだけなのだから。
最初のコメントを投稿しよう!