分からぬ世界

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分からぬ世界

昔の事件は凄かった。 僕は、まだ20才のころだった。 友達のヒロシと遊んでた時だった。誰もいないのに女の人の悲鳴が聞こえた-。それは、今にも死にそうな声だった。だが、急にその声が消えた。周りを見てもいるのは友達のヒロシだけだった。 二人は、急いでその場所をあとに走って逃げた。 自分が誰だか分からなくなるくらい走った。もぅ、その声は聞こえなくなった。 だが、ニュースでさっきの場所で人が行方不明になったというのが流れた。 自分がいた場所に・・・そんなはずはなぃ。声しか聞こえなかったんだ。 さっきの場所に行ってみると、やはり何もなぃ・・・さっきのニュースは嘘だったのか、その夜に友達のヒロシに電話をした。だが、ヒロシはその女の人の悲鳴は聞こえなかったと言っていた。ただ、耳鳴りが悲鳴に聞こえたんだと、そう自分に言い聞かして今日を後にした。
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