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雅紀は必死で走り、怪獣から逃げようとした。
しかし怪獣は先回りして、雅紀の行く手を阻んだ。
雅紀が困惑しているうちに、怪獣は尻尾による強烈な一撃を雅紀に叩き込んだ。雅紀は吹っ飛び、壁に激突した。
誰もが即死だと確信する一撃……のはずだった。しかし、雅紀はまだ生きていた。
―なんだ……何かの鼓動が聞こえる……。
雅紀は朦朧とする意識の中で自分の体の異変を感じていた。
―こっちに……近付いて…来る……?
そして、雅紀は突然立ち上がり、大声で叫んだ。
「うおぉぉぉぉ!!」
その瞬間、雅紀の体が光に包まれ、雅紀は怪獣と同じく10mほどの赤い巨人―ULTRASEVEN THE NEOに変身した!
―これが…俺!?
雅紀は自分の変身した姿に困惑していた。
―でも、ここで死にたくない!
雅紀はそう思い、怪獣に向かってファイティングポーズをとった。
怪獣は多少ひるんだが、再び雅紀―SEVENの方へ突進してくる。しかし、SEVENはそれをかわして、怪獣に強烈なカウンターパンチを食らわせた。
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