第1章

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雅紀は必死で走り、怪獣から逃げようとした。 しかし怪獣は先回りして、雅紀の行く手を阻んだ。 雅紀が困惑しているうちに、怪獣は尻尾による強烈な一撃を雅紀に叩き込んだ。雅紀は吹っ飛び、壁に激突した。 誰もが即死だと確信する一撃……のはずだった。しかし、雅紀はまだ生きていた。 ―なんだ……何かの鼓動が聞こえる……。 雅紀は朦朧とする意識の中で自分の体の異変を感じていた。 ―こっちに……近付いて…来る……? そして、雅紀は突然立ち上がり、大声で叫んだ。 「うおぉぉぉぉ!!」 その瞬間、雅紀の体が光に包まれ、雅紀は怪獣と同じく10mほどの赤い巨人―ULTRASEVEN THE NEOに変身した! ―これが…俺!? 雅紀は自分の変身した姿に困惑していた。 ―でも、ここで死にたくない! 雅紀はそう思い、怪獣に向かってファイティングポーズをとった。 怪獣は多少ひるんだが、再び雅紀―SEVENの方へ突進してくる。しかし、SEVENはそれをかわして、怪獣に強烈なカウンターパンチを食らわせた。
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