第2話

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《最上翔太SIDE》 『ただいまー♪』 玄関から騒がしい声がした。 ガチャ 『ただいま!翔太!』 …やっぱり俺の母親。 元気だけがとりえの人 ふと母親を見ると俺の部屋を見回している。 「…何見回してんだよ。」 俺は不機嫌そうに母親に言った 『菜緒ちゃんは!?』 俺がそう言った瞬間、母親はすごい形相で俺の前に立った。 「…あいつなら今帰ったけど?」 俺がそう言うと母親は 『えー!!せっかく晩御飯一緒に食べようと思ってたくさん買い物してきたのにー!!』 と子どものようにごねだした。 「…んなもん知るか。」 冷たく吐きつけた俺。 『翔太!あんた追い返したんでしょ!?』 と母親がつっかかって来た。 「返したけど?」 俺は平然と答える 『…なんてことしてくれんのよー!!菜緒ちゃんがウチに来たのだって久しぶりだったのに!!』 「…うっせえ!!静かにしろよ!!」 俺がそう怒鳴りつけても、びくともしない母親。 『…あんた達何かあったの?前はしょっちゅうお互いの家を行き来してたじゃない?』 「…いつの話してんだよ。」 『つい最近の話よ!』 .
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