第2話

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ー次の日ー 『おはよう!』 「……菜緒!?」 私は今日から翔太と一緒に学校に行くことにした。 だから朝、急いで用意して翔太の家で待っていた。 「…何でここにいんだよ。」 明らかに嫌そうな顔をしている翔太。 ……そんな顔しないでよ。 『一緒に学校行こうかな、と思って!』 私がそう言うと 「何言ってんだよ。」 『……え?』 「誰がお前と一緒に行くんだよ。…ふざけんな。」 翔太は目も合わせようとしないで淡々と言う。 『……っ。でも昔は一緒に学校行ってたじゃん!!』 「そんなの…昔の話だろ?……じゃあ俺、先行くから。」 と言って翔太は先に言ってしまった。 『…どうして…?』 .
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