第2話

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ガチャ 翔太のあとを追って、翔太の部屋に入った。 部屋に入った瞬間、翔太の香水の匂いがして何故だかホッとした。 「…適当に座れよ。」 制服のネクタイを緩めながら翔太が私に言った。 『あ、うん!!』 でも急にどうしたのだろう。 この前翔太の部屋に来た時は「帰れ。」しか言われなかったのに… とりあえず私は適当に床に座った。 『ママさん遅いね。』 「…ああ。」 喋りかけても素っ気ないけど、返事してくれるのが嬉しかった。 そのとき .
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