第2話

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《最上翔太SIDE》 ♪~♪♪~ 携帯が鳴った。 『あ、ごめん私だ。』 菜緒はそう言って電話に出た。 『はい、もしもし?』 …誰だよ。 『あ、ヒロ?どうしたの?』 …ヒロかよ。 ヒロ、相当菜緒に惚れてるな。 『え?私のこと?呼び捨てでいいよ~♪』 「……」 …なんかムカムカする。 …それから何十分間 菜緒はヒロと楽しそうに笑いながら電話していた。 俺はそれをタバコ吸いながら聞いていた。 『ごめんねー!話長くて…。』 電話を切って菜緒が俺に謝ってくる。 「…」 俺は黙りこむ。 長く楽しそうに電話してんじゃん。お前ら両思いなんじゃねーの? 『翔太?』 .
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