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教室に着いて席に座って結衣と話していると、
最上翔太とそのとりまきの女の子達が教室に入って来た。
私と結衣と最上翔太はクラスが一緒なのだ。
しかも私と最上の席は隣…
最上は喋りかけてくるたくさんの女の子達を無視して、私の隣の自分の席に着いた。
『『最上くーん♪無視しないでよおー!!』』
『『最上くん今日も超カッコイイからあー!!』』
などと言って、最上の席の周りを囲んで騒ぎまくっているとりまき達。
クラスの人達も冷たい目でそのとりまきを見ている。
私と結衣は黙ってそのとりまき達の光景を見ていたが、私は我慢の限界に達していた。
『あの!!』
私は最上のとりまき達に話かけた。
その瞬間、凄い顔でこっちを見て
『ああ!?』
と言って来た。
『もうちょっと静かにしてくれるかな?みんなあなた達が騒いでいるから迷惑してるの。』
『うっせー黙れブスッ!!』
『………』
何この女…
『あっ!!お前僻みだろ!?ウチらが最上君の周りにいるから僻んでんだろー!?』
…どうしてこう、自分のいいように解釈できるんだろ…
ある意味尊敬するわ。
『何勘違いしてんのか知らないけど、私最上なんか全然興味ないから♪』
私は満面の笑みでとりまき達に言う。
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