僕の学年はある意味最強?

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ぞわぁ~っと何故だか鳥肌が立った。 …こんな時は必ず決まって何かが起こっている時なんだよな~…… 例えば小野くんが僕の妄想しているだとか、小野くんが気持ち悪い発言をしているだとか…あと小野くんが気持ち悪いとか。 あぁ…たまに中村くんが杉田くんに襲われてるって時もあるかな?? …まぁそんな事はあり得ないけど。 中村くんが襲われてるなんて次の日の小野くんが気持ち悪くない位あり得ない。 大体… 『何や洋史ー難しい顔して。そんなんじゃ清遊の女王様の名が泣くでぇ?』 僕の思考がふっと止まる。 目の前に現れたのはクラスメイトの鈴蘭健一(スズランケンイチ)。 よく僕とも話したりするムードメーカー。 今日も相変わらず… 「……ニコニコだね~…」 そう。こいつはいつもニコニコしている。 でも、彼の笑顔は小野くんとかと違って気持ち悪くないし、むしろ爽やかで心が和む。 「ん?当たり前やん!だって今日は櫻井と一緒に昼飯食う日やもん☆☆」 あぁ、だからいつにもまして爽やか度50%増しなのか… 「また健一の手作り?」 「おう!毎回そうやで?愛のこもった物が1番だし、それに…」 「?それに?何だよ?」 「…櫻井が『健一の作ったものは何でも旨いな~』って~wwww」 健一が顔を赤らめてキャイキャイしている。 …あぁしまった…忘れてた…… 健一のとこは超が1000個つく程のバカップルだった…… .
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