僕の学年はある意味最強?

3/11
1030人が本棚に入れています
本棚に追加
/202ページ
鈴蘭と櫻井といえば学校でも知らない人はいない位有名なバカップ…失礼、カップル。 なのに… 「ねぇ健一…一つ聞きたいんだけど」 「んー?何??」 「健一ってさ…… 何で毎日櫻井じゃなくて、ときどき櫻井なの?」 前々から気になってたコト。 だって一目も気にせずにイチャイチャする様な奴らが何で週一くらいしか一緒にご飯を食べないのか気になるでしょ?? 「…え?スマン洋史、よぉ意味が分からんかった」 「だーかーらー何で時々しか櫻井とお弁当食べたりしないのって!!」 「あぁそういう事か!」 ポンッと健一が手を叩く。 「ええか?ホントは俺は毎日でも櫻井と昼飯が食いたいんねん」 「じゃあ食べればいいじゃない」 「ところがどっこいそうはいかんねん!!」 「何でよ?櫻井なら健一の言うこと何でも聞いてくれるでしょ?」 「だってだって櫻井が…」 健一が何かを言いかけたその時 『鈴蘭くーんお呼びだよー』 クラスの女の子のその声に健一が物凄い勢いで反応した。 「櫻井っ!?」 『残念でした~呼んでるのは鳥海くん』 「何や鳥ちゃんか…」 「悪かったね~オレで」 「うおっ!ビックリした!いきなり現れんなや鳥ちゃん!!」 「アハハ~ごめんごめん☆」 背後から出てきたのは鳥海康太(トリウミコウタ)。 軽ーいノリとトレードマークのニット帽は今日も欠かしていない。 「珍しいね鳥海くんがうちのクラスに来るなんて」 「やぁ清遊の女王様!今日はご機嫌いかがかな?」 「次その名前で呼んだら精神的に不安定になるまでいたぶるから(ニコリ)」 「お兄さん顔が怖いっ!マジになりすぎだから!」 「あー、で何やの鳥ちゃん?」
/202ページ

最初のコメントを投稿しよう!