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「よっちんたら俺の財布バッグから勝手に持ってってどっかトンズラしちゃったんだよ!?あれ今月のバイト代入ってんのに!!」
あぁ、だからそんな慌ててんのか
「どーせまたSTORにでもいるんやないの?」
「それが今†で…」
「マジで!?ちょっ、皆で覗きに行かへん!?」
「それ犯罪じゃん鈴!」
「んー…よっちんが勝手に†にしてる可能性は?」
ペットボトルに入ったファンタを飲みながら答える僕は、正直よっちんが全部財布の中身を使ってしまったらおもしろいな~…とか考えていた。
だってぶっちゃけヤスの財布の行方とか別にどーだっていいし。
「いや…その…こ、声が聞こえたから…」
「うわー…どんだけ盛ってんだし……」
テンション下がるわぁー…よく朝からなんか出来るよなぁ……
「しかもあの声は男同士だよ多分…」
「ブフォ!!!」
「うわっきたなっ!何してんねん洋史~!!」
「あっ!ごっごめん!」
…ビックリしたとはいえファンタを口から吹き出すなんて……最悪。
しかも健一にふっかけてしまった…
あ゙ー櫻井に殺されるよ僕ー!!!
「そんな吹き出すことないやん」
「だって男同士だったら明らか僕らの知り合いしかいないじゃん!知ってる人がヤッてんだよ!?昼間っから!嫌じゃん!!」
「自分も人の事いえないじゃん?」
「うっ…それは小野くんが……」
「まぁいいや!とりあえず見つけたら俺に連絡してね!じゃっ!」
そう言うとヤスは猛スピードで廊下へ出陣していった。
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