僕の学年はある意味最強?

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次の瞬間よっちんの顔はゆでだこの様に真っ赤に変化した。 「な!あっ当たり前じゃねーか!好きじゃなきゃ誰があんなハゲと付き合うか!好きだからこそムカつくんだよ!!」 「おーおー惚気ですかぁ熱いですねー」 「うるせー!!」 「そーいえばさっきヤスがよっちん見つけたら連絡しろって言ってなかった?」 「!!!」 「あー言ってたねー…どうする?」 「やっちょっ!ちょっと待てお前ら!今のヤスんとこに行ってみろ?ずっと説教確実じゃねーか!!」 「どおしよっかなー?」 「くっ!こうなったら…逃げるが勝ち!!」 そう言うとよっちんは猛スピードでドアに向かって走っていく。 「あ、逃げた」 …がよっちんはドア手前で止まった。 「ちょっ!どけってうわっ離せっ!離せ離せ離せ離せはーなーせー!!!」 『やっと見つけた…全く、どこうろちょろしてんのかと思ったら…』 『ゴメンなよっちんー彼の命令は絶対だから☆』 『いや別に絶対じゃないし命令もしてないし…』 よっちんがこっちに戻ってきた。 後ろを掴まれた状態で。 「あ、リーダーと広樹」 「こんにちは鈴に神谷くん」 先に挨拶をしてきたのは諏訪部順二(スワベジュンジ)さん。 現在我が校の生徒会長を努めている人。 素早い行動力と鋭い思考が人の心を引き付けてて、同じ年代である僕らも“諏訪部さん”と呼んでしまうくらいリーダー性に長けてる。 ちなみに何故健一が諏訪部さんを『リーダー』と呼ぶかというと、意外にも健一は生徒会メンバーの一員だから。 ちなみに鳥海くんにヤス、よっちんも生徒会メンバー。 …よくうちの学校もってるなぁーって思う。 まぁそれも全て諏訪部さんがちゃんとまとめてるからなんだけど。 そしてよっちんの後ろを掴んでいるのは高梨広樹(タカナシヒロキ)くん。 彼も生徒会メンバーの一人で、諏訪部さんに忠実な犬みたいな奴。諏訪部さんある所に広樹あり、みたいな感じでいつも一緒にいる気がする。 まぁ犬って表現なら小野くんの方が似合うけどね←惚気 「何で二人がここに?」
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