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「すぎたぁ~テメー今日はよっぽど俺に殺されたいらしいなぁ~?」
あくまで笑顔で、ニッコリと杉田に微笑んでやる。
「いや、あのー悠一くん?顔が恐いぞ?せっかくのプリティーフェイスが台な…」
「問答無用!!くたばれ杉田ァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」
「……中村ご乱心だね…………」
「あぁそうだな…って神谷さん何で俺の弁当食ってんスか!!?」
「ふぁひ?らっへはへれらひほひゃっへらふはひほん!!」
「食べてから喋りましょうね?」
「……っだって食べてないとやってらんないもん!」
「だからって俺の弁当を食べないで下さい!」
「だーって安元くんのお弁当おいしいし、優しくて愛情のこもってる味がするんだもん☆」
「なっ!あ、愛情だと!安元貴様ァ!!」
「いやいや!誰も神谷さんに向けてなんか作ってないし!自分に愛情注いじゃ駄目なのかよ!!」
「うわー安元くん寂し…ってあー!!」
「あ゙ーーーー!!俺の弁当!!!」
「浩史への愛をこめた弁当を作っていいのは俺だけだ!!だからコレは俺が食べる!」
「いや意味分かんねーし!!」
「何で僕のお弁当食べちゃうんだよ小野くんのバカー!!」
ドスッガスッ
「お前ら俺の弁当を返せェェェェェェェェェェ!!!!!!!!」
こうして食堂は戦場と化していった。
途中で何故か
「おっなんだなんだケンカか?オレも混ぜろー☆」
「ちょっよっちん!」
…と吉野さんも混ざり、戦場はさらに悪化。
結局諏訪部さんが言葉で、現文のちいち先生が鉄拳でこの戦場を壊滅させた。
停戦する頃には俺のカツ丼はすっかり冷え、安元さんの弁当箱はすっからかんになっていた……
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