†そして世界は色を変えた

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~Side N~ 「ひぅっ…!」 指先を舌で舐められた。 最初はチロチロと先端を舐めていたが次第に第一関節、第二関節となっていき、しまいには指を口の中に含まれて吸われている。 耳元で微かに クチュクチュ…チュウ… という音が聞こえてきて顔が熱くなってきた。 (ヤバイ…このままじゃ……!!) そう思った瞬間 「ひんっ!!」 乳首をきゅうと摘まれた。 変な声が出てしまい慌てて口を塞ぐがもう遅い。痴漢は気をよくして指を舐めるのをやめて胸を集中的に攻めてきた。 クリクリと転がす様に捏ねくり回したりグッと押し潰したり、またきゅうと摘まんだり… 胸なんてやられたのはこの時が初めてだったが、俺は最悪な事に感じてしい声を抑えるため必死に腕を口に押し当てていた 「んぅ…んんっ…んっ!」 (クソックソックソッ!何の手出しも出来ないなんてマジあり得ねぇ!!) そう思った時、俺はある重大な事に気付いた (ヤベェ…この電車急行じゃねーか!) そうすると確実に止まる駅までは長い訳で 俺が逃げられるチャンスはそこまで無い訳で つまりは (俺…ホントに大ピンチ!?) …という訳である しかもまだ俺は痴漢からも逃れられてない訳で… …ってあれ?そーいえば俺……両手空いてるじゃねーか!! ここでまさかのラッキーチャーンス!!! 今度は思いっきり痴漢の腕めがけて爪を立てて攻撃する ガリッ! 『っ……!』 Hit!! 俺は痴漢にダメージを与える事に成功した! 奴の手には俺が付けた爪跡がくっきり残った この時、俺は勝利を確信した …が 「!!ゃあっ!!」 痴漢はまさかの反撃に出てきて、乳首を引っ張ると共に俺の大事な息子に魔の手を進めてきた。 上からゆっくりと撫でてきたかと思えば、下から ジジ…ジジジジ…… という音がしてきた (なっ!やっやばい!このままじゃ…!!) 俺のモノを痴漢に直接触られる!!! 嫌だ!!それだけは絶対に嫌だ!! しかも下手したら俺、貞操も危ないかもしれないッ! 気付いたら俺は涙目で震えが起きていた。 今気持ち悪いうんぬんより恐怖が身体の底からせり上がってきている。 (嫌だ!怖い!だ…誰か!!) 「だ…誰か助けッ……!」 .
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