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しぃが走っていると、扉がたくさんある部屋に出ました。
ウサギ「えっと・・・ここだゴルァ!」
ウサギはその内の1つに入りました。
しぃ「待ってー!」
しぃも続こうとしますが・・・
しぃ「・・・小さい。」
そのドアはウサギの大きさで、ギリギリ入れる大きさだったのでしぃが入ろうとしてもドアが小さ過ぎて入れませんでした。
しぃ「うそ・・・。」
しぃは、涙を流し始めました。よほど悲しかったのでしょうか、どんどん流れていきます。
しぃ「・・・私ってギコ君より大きくなったんだ!」
・・・は?
しぃ「時々ギコ君よりも大きくなれないかなって思っていたの。ドアに入れないって事はギコ君よりも大きくなったって事だよね!」
じゃあその涙は嬉し涙か!?
しぃ「うん!」
ああそうかい。同情したオレがバカだったよ。
しぃはとても前向きな子でした。
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