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「……」
俺は竜が好きだ。
恋愛対象として。
だが……。
竜には好きな奴が別にいる。
それはわかっている。
でも……諦められない。
だって、男同士が恋愛しちゃいけないって誰が決めた?
そんなの認めたくない。
「問題は……」
竜の恋人を、どうやって引き離すか何だよな~。
『普通科1年C組、郡山宏騎君。職員室までお越しください』
校内アナウンスが鳴った。
「迎えの時間1分遅れたからって学校に連絡する事ないのにな」
宏騎は小さく呟き、教科書を全て鞄に詰め込み、教室を出た。
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