プロローグ

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火の手から逃れるように、通路の端に避難して、自己学習プログラムでこの場で出来る絶望的な状況を、回避する行動パターンを検索する。 出て来た行動パターンは、『カミサマと言う人物に崇拝行為つまり、祈りを捧げる』 ………。 「そう…来ましたか。」 存在すら確認出来ない怪しい人物に、崇拝行為をするのは不快極まりないが、祈る事にしよう。 ―存在すら確認出来ない人物―通称カミサマ。どうか、奇跡と言う名の偶発した現象で危機をお助け下さい。  そして、胸部の手前の部分で十字を切り、崇拝行為の言葉を呟く 「らーめん。」 うん。こうだった、ハズ。 何故、崇拝行為を麺類で現すかは理解が出来ないが。 「それを言うならアーメンでしょ」 ―これは失礼。アーメン。 ……ん?
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