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むぅ‥。
しかしまぁ、いろいろと経験豊富な御老体の意見だ。まず間違いはないんだろうな。
何億年を生き抜いてきたかは知らんが、彼がそうゆうんなら仕方がない。ボクは彼の言う通りにするさ。(ところでさっきからボクは、老人に対して無礼極まりない暴言を吐き続けてると思うんだがな。そこはどうか許してほしい。何故ボクがそんな風に言うのかは訳がある、‥んだがまぁそこも察して欲しい。あまり話したくない過去みたいなのがあるんだ。)
とまあそんなこんなでボクは、この村唯一の酒場へと向かう事にしたんだ。
と言っても、すでに目の前にあるんだがね。広いようで村ってのは以外と狭かったりするんだ。
そこには『BAR OF Seada』って、書かれた一枚の洒落た看板が建物の扉のすぐ右隣りに飾られててさ。それがまた建物の何かにすごく合ってたんだな。
けして、綺麗なんかじゃないんだぜ。
でも独特の、長い年月をかけて小汚くなったその木の看板や、酒場の建物が、ボクはどうも好きになったんだ。
あぁ、自分の口下手さが憎いよ。
ホント綺麗なんだぜ、ペラペラ口で表現出来ないけどさあ。
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