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赤毛の少女は、初めはボクをまじまじと見ていたんだが、
「神父の服だ!」
って言って近づいてきた。
「やー、はじめまして。アタシの酒場へようこそ。何か飲む?」
ボクが「大丈夫。」と言うと、少女はニッコリ笑った。
「うん、よく来たね。君が今、村で噂の物好き神父君でしょ?都会から長い旅お疲れ様ー。」
あ‥噂?
「!」
さてはラシアめ(ラシアってのは村長さ)。
また余計なことをペラペラと人に喋ったんだな、あの嘘つき野郎!
その癖を何とかしろよ。どおりで、村へ来た時からボクに対する村人の対応がおかしいと思ったよ。
あぁ、最悪の第一印象だ‥。
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