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いつまで経っても『死』は訪れなかった。
代わりにやってきたのは『緋純の断末魔』。
「あアァアぁああアああァあアああアあァぁあァアァあぁぁああアアぁぁ!!!!!」
耳をつんざくような悲鳴が響き渡る。
「ひ、緋純さ」
「なんなのよ!アンタっ!」
緋純の顔から脂汗が流れる。
血走った目には明らかな畏怖が潜んでいた。
震える声が言葉を紡ぐ。
「何?なんなの?……何で笑ってられるのよ!!…何で笑えるのよっ!」
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