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その言葉が何を意味しているのか、No.21は痛いほど理解していた。
しかし、それをクレアから受け取ると、彼は大切そうに内ポケットへしまいこんだ。
「解りましたね。次に少佐殿が『起きる』時には、必ず」
そう言うと、No.21は少し照れくさそうに敬礼すると、お元気で、と言い残して去っていった。
マルスで起きた事件は、こうして幕を閉じた。
了
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