白い部屋

3/7
前へ
/52ページ
次へ
俺は母に尋ねた。 「なあ…俺って…」 続きを言いかけようとした所でガラリと部屋のドアが開く音がした。 「よう!元気そうだな!」 「あら?健太君じゃない。久しぶりね!」 あぁ…タイミングが悪い奴だな… こいつは俺の幼なじみ。 仲がいいとか言われるが、断じてそんな事はない。 ただの腐れ縁。 健太は俺をチラリとみると、口には出さないけれど、少し「安心した」っと言う感じの笑顔を浮かべた。 こいつのこういうさりげない所が俺はすきなんだよな。
/52ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加