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リヤカーの乗り心地は快適だ
でも開墾地区の道は凸凹で
時々ド~ンとお尻に
衝撃がやってくる
それもまた面白い ヾ(^▽^)ノ
そんなこんなの帰り道
突然リヤカーの後ろを歩いてた
ジョンが凄い勢いで駆け出し
リヤカーを引く母ちゃんの
前に回り込み立ち止まった
どうしたんだぁ?と思ったら
20メートル位先の道の真ん中に
でっかいカモシカが立っていた
ジョンが「ワン」と
ひと吠えすると
カモシカはその声に
驚いたのか山の中へ
逃げるように姿を消した……
「ヨシ ヨシ」と母ちゃんは
ジョンの頭を撫でた
僕は「ジョン格好いいなぁ」
「ジョンは強いんだなぁ」
と思った
よけいな争いはせず
無駄吠えもせず
「ワン」とひと吠えだけ
リヤカーの前に立ちはだかって
僕と母ちゃんを守ってくれた
こんな危険なことがあるから
母ちゃんはいつもジョンを
畑に連れて来るんだと思った
ようやく家に着くとお昼ご飯だ
ジョンのご飯はいつもより
豪華だった (^-^)
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