🐶 ジ ョ ン(最終話) 🐶

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異変に気づいたのかそこへ 父ちゃんがやって来た 父ちゃんは僕からナタを 取り上げると 「家の中に入ってろ」と…… 僕は虚脱状態の感じで 無言のまま家の中に入った その後 その男はどうなったのかは わからない ただ父ちゃんにその事で 叱られた記憶はない それからジョンは丸太ん棒で 叩かれたところは腫れ上がり 毛は抜けうつ伏せになったまま 「ヒィ~ヒィ」と苦しい息づかいで… 今でこそ近所に動物病院は あるが当時は大きな町にしか なかった ご飯を持って行っても 食べるどころじゃなく 僕の顔をチラッと見ると 「ヒィ~ヒィ~」と苦しい息づかいを しては顔を伏せる
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