🐶 ジ ョ ン(最終話) 🐶

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3日後 ジョンにご飯を持って行く僕 「ジョン ご飯食べれる?」 ジョンは顔を上げない ヒィ~ヒィ~と苦しい 息づかいも聞こえない 「ジョン ジョン」と何度も ジョンを呼び身体を揺するが ジョンは反応しない みるみる僕の目からは涙が 滝のように流れジョンに 抱きついたまま泣きじゃくった どのぐらい泣いたのだろう… 暫くして立ち上がり 父ちゃんのとこへ行った 「父ちゃん   ジョン死んじゃったぁ…」 泣いても泣いても涙は止まらず 父ちゃんは 「ジョンのお葬式は父ちゃんが するからお前は家の中にいろ」 と言った だけど 「最後だから僕も一緒にする」 と言うと 父ちゃんは「ン~」と言って 泣いてる僕の手を引いて ジョンの元へと向かった 父ちゃんは納屋から古くなった 毛布と麻袋を持ってきた ジョンを抱え毛布の上に乗せた 母ちゃんはジョンのご飯を供え その脇に線香を置いた 僕は何度も何度も ジョンを撫でた 腫れ上がったとこも 毛の抜けたとこも さすってあげた どんなに涙をながしても 涙は止まらない……
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