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京子は風俗のスカウトを仕事としている。
街で『働きそうな』女の子に声を掛け、条件に合ったお店を紹介しているんだとか。
約束の時間まであと30分はある。場所は駅前に佇む2階建てのファーストフード。
仕事熱心な京子は、空いた時間も職務のスカウトをしている。
地下鉄の改札口付近で、『待ち合わせ』を装いながら目につく範囲内一杯に、魅力的な女の子を探す。
が、残念ながら見つからないまま約束の時間を迎えてしまった。
ただ突っ立って居るだけでは不自然なので、携帯を片手に持っていた。
すると、手にしていた携帯のバイブがなった。
┏━━━━━━━━━━┓
件名:今⤴⤴
本文:着きました😃京子さんどこに居ますか?
┗━━━━━━━━━━┛
受信箱を閉じ、彼女の携帯に電話を掛ける。
『もしもし?ごめんね、今近くに居るから、先に座っててねー。』
『あ、はいーわかりましたー』
今の子らしい舌ったらずな声が返ってきた。
心なしか元気がなかったようだ。
(…こりゃ(風俗に)落ちるなー)
スカウトの勘が働いた。
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