第一章

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ジリリリリ。 ジリリリリ。 目覚ましの音に安眠を邪魔され、俺は目を醒ました。 がらんとした部屋。無造作に色々なものが散らばっている。 ここは、何処だ? まだ頭は寝ているようだ。上手く回らない。 俺は……。 俺は、誰だ? いくら寝ぼけているとはいえ、自分の事が覚えていないのはおかしい。 必死で思い出そうとする。 選択肢 1⃣:思い出した、俺は和住泰明だ。 2⃣:山本和仁。その名前が頭に浮かんだ。 3⃣:寝よう。もう俺は考えるのを止めた。
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