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「クリエイター」
クリエイターを目指して書き始めたはずが
いつの間にか誰かの真似のような
いつの間にか誰が食べてもうまい味割り
いつの間にか没個性
いつの間にか大嘘ついていた
なぜファーストフードのような歌になつちまつたんだろう
君への思いが薄れているからか
悲しさを塗りつぶそうとやっきなのか
誰かを演じては被虐美に酔っ払っているのか
創造をするはずだった
だけど人の目があるかと思うと学芸会の棒読みとなり
イメージばかりでは訳が分からぬのではないか
理屈ばかりでは詰まらぬのではないか
気持ちばかりでは収束するのではないか
知識ばかりではただのデータベースではないか
エロスばかりではただの猥褻物ではないか
いいや一番の問題は
過去った女を
未だ愛していると
嘘をついていないか
少しでも嘘がないと言えるのか
下手でもいいと思う
知識も表現もおざなりでいいと思う
しかし
気持ちがないというのは
もしそうだとしたら
詩人として
言葉を人に伝える者として
とても恥かしいことです!
クリエイターと名乗りつつ何も創造していないなんて!
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