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「は?!!ちょ、原田何とか言い─…」
沖田が後ろを振り替えると、原田達の姿はすでに無く。
「原田?!」
「いや、ごめん俺帰る」
「おっ、俺も帰る!」
「藤堂まで!!」
「ああそうだ!まだ目を通していない書類があったな確か!」
「局長…?!!!」
「「「悪いな沖田!!」」」
三人は土方に捕まる沖田を無情にも捨て去り、土方家を出ていった。
「なんだ。連れねぇなぁ」
「お前のせいだお前の───っ!!!」
沖田の叫び声は三件隣の酒屋にまで響き渡ったという。
翌日、衰弱仕切った沖田が屯所に朝帰りした事は言うまでもない。
終わり
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