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おまけ
「ただいま─」
「お─玄武。朝帰りとはお前どこ行ってたんだ」
「朱雀ん家だよ。ってあれ、沖田さん」
「お、おはよう玄武くん…」
「何でそんな衰弱してんですか?っていうか…髪も着物も乱れてますけど…」
「総司、昨日は楽しかったな!」
「楽しくねぇよ…っ!!!っていうか土方てめぇ覚えときやがれ……っ!!!!」
「あ!沖田さん待っ…!!……父さん沖田さんに何したんだよ」
「さあ…何って言われてもなぁ…」
「っ!!!まさか襲ったんじゃ─…!!!」
「ばかやろう俺はそんな趣味ねぇよ!!!昨日はちょっとばかし沖田に、曰野に出す文をまとめるの手伝ってもらっただけだ」
「……まさか恋文…」
「ああそうだが」
「それを朗読とかじゃ…?!!」
「?? ああ、そうだが?」
「親父のばかやろう」
「玄武?!」
「沖田さん…気の毒に…衰弱する気持ち、痛いほどわかるよ…」
「玄武てめぇ斬るぞ」
被害者はどうやら沖田だけでは無かったらしい。
終わり
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