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僕の血をユーリが吸っているのをポエットとアッシュに見られてから1ヶ月がすぎた。
ポエットはあれからユーリに会いにこないし、アッシュは寝るとき以外僕から離れようとしない。
そんなに警戒しても無駄なのに…
「じゃあ俺は寝るッスけど、部屋から出ちゃだめッスよ?」
「はいはい、おやすみ~」
僕は呆れながら布団に潜り込むと、ドアが閉まる音がした後、部屋から遠ざかっていく足音が聞こえた。
「…行ったよ?」
僕の声を合図にするようにガラス窓が開き、カーテンがふわりと揺れる。
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