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「私も悪かった…何時ものお前がお前だから、危うく忘れるとこだった…」
シーツを僕の頭からかけて、その上からそっと優しく抱き締めてくれる。
肌が直接僕に触れないように…
僕のトラウマがまた目覚めてしまわないように…
シーツ越しに感じるユーリの体温。
元々低体温で、しかもまだ吸血していないからさらに低くなっている温もり…
それでも僕の震えを落ち着かせてくれるには十分すぎるくらい温かくて、体の緊張が溶け始めて、体をユーリに凭れさせた。
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