狂い咲きの月

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アッシュは代償などいらないと言った。   大事な仲間なのだから当然なのだと   その時はユーリもそれに賛同し、僕は守られてるだけだった。     だがユーリが彼女に出会い、状況が変わった。 彼女とあう度にその光に犯され、力を奪われ、吸血衝動に襲われる。   ユーリはその度苦しみ、吸血衝動を無理矢理抑えつけていた。     そんなとき僕から切り出した。 「彼女の代わりに血を吸ってほしい」と…   最初ユーリは拒み続けていた。 仲間にそんな事出来ないと   でも僕も引き下がらなかった。 苦しむ彼を見ていたくなかったから…   そして吸血衝動を抑えられなくなったユーリは、嫌がりながらも僕の血を貪るようになった。   彼が吸血行為に嫌悪感を抱いていたのは最初だけ その内彼女の光に犯されていなくても、血を求められるようになった。     アッシュはユーリと僕のこの関係を知らない…
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