255人が本棚に入れています
本棚に追加
『ねぇ幸先生…好き…』
加納 妃菜乃の初めての告白は5時間目、相手はいつも保健室のベッドで、仕事してるフリしてる保健医 澤崎 幸那…
左手にはプラチナのリングがはめていた。
私の告白に目を丸くしてベッドに座って固まってる(笑)
『妃菜ぁ熱あるか?』
『いたって健康~(笑)』
『俺結婚して二児のパパ分かる?』
『分かってる(笑)』
『しかもお前17俺33;;』
『知ってる(笑)』
『お前女子高生、俺一応学校の先生;;』
『保健医だけどね(笑)』
『先生と付き合いたいなら独身者あたれ;;;』
『やだ…幸先生がいいんだよ(笑)』
『いいんだよって;;俺はよかねぇよ;;』
『愛人は?』
『いらない;;;』
『ケチ;;;』
『そういう問題じゃなくてっ;;』
『だってホントに好きになっちゃったんだもん;;』
『熱烈な告白ありがとう;;でも奥さん裏切る気無いわけよ;;』
『離婚してくれなんて頼んでないよ…ただ学校に居る時間私に頂戴って言ってるの;;;』
『馬鹿だろ;;;って成績は良いらしいな(笑)』
『教科書見りゃ点数取れるさ(笑)じゃなくてっ好きって;;』
『だからぁ好きって言われても既婚者だから無理って;;』
『じゃあ今日はこれで引き下がるよ…』
『お~下がれさ…が…;;;』
『またね(笑)』
白衣掴んでキスして保健室を出た。
サラッとした唇の感触がまだ残ってる…
『美味しいキスってねぇ(笑)』
唇舐めて教室に戻る私は諦める気になんてなれなくて…
最初のコメントを投稿しよう!