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「じゃあ俺、朝ご飯…あ、もう昼か……昼ご飯作ってくるから」
「うん」
光が部屋を出て、1階へ降りて行った
腰と下腹部の痛みはさっきより痛くなくなった
痛みがあると、昨日の事がリアルに思い浮かぶ…
2人で過ごした幸せな時間…
だから痛みがなくなってしまうのも少し寂しかった
しばらくベッドの上でうつぶせになりながらボーッとしていると、部屋の扉が開いた
「真歩、おにぎり作ったよ…」
そう言って光はテーブルをベッドの方へ運んで持っていたお盆を置いた
お盆の上には2枚のお皿と、その上にはおにぎりが2つずつ乗っていた
「おにぎりを三角形にするのって難しいな…」
と、私の向かいに座ってはにかんだ様に言う光…
三角形というかなんというか…
私にはこのおにぎりがモアイ像にしか見えません…
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