また会う日までさよなら(BASARA)

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いつか、 別れが来るのは分かってたさ。 この世は乱世。 俺は一国の殿様。 常に命を狙われ、命を民の為に張る身だ。 分かってたさ。 でもよぉ 『死』って、 こんなにも怖いんだな。 政宗よぉ…… 互いに天下目指してたんだ。 どっちかが潰れんのは、 当たり前。 そんなこたぁ、 分かってたさ。 だがよぉ、 納得出来ねぇんだよ。 お前のいない天下なんぞ興味ねぇんだ。 でっけぇ宝を逃したみてぇに、 歯がゆくて、 ムカムカして。 涙が出てくる。 西海の鬼が聞いて呆れるって思ってんだろ? 最後の最後まで、 なんて野郎だ。 俺は、今。 こんなにも、 悲しいのに。 お前は、 笑んでいて。 浅い呼吸が、 死期を知らせているのに、 俺に会えなくなるのが、 寂しいとかほざきやがる。 そんなこと言うなよ。 別れられなくなるだろ? 静かに死んだ、 お前に語りかける俺の心は死んだ。 だからよぉ、 俺は今からテメェを追い掛けることにするぜ。 俺は、宝が大好きだ。 お前は、 俺のでっけぇ宝だ。 お前を手にするためにゃ、 命だって惜しくねぇ。 心は死んだ。 お前と一緒にな? 肉体の死も、 そう変わりはねぇ。 悪くねぇ話だろ? だから、 追い付くその時まで さよならだ。 END ・:・*:・:・:・ 書いてから気付く。 元親の命日のが、 早 い や \(^q^)/ いや、 書き直す気力ないからいいや。 書きたいことを書きたいだけがもっとうだ!←黙れ
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