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裕馬「ん…朝…か。」
俺はゆっくり目を開け、階段を降りてテーブルにつき、母さんの料理を食べる。
そうして朝の準備を全て済ませたら学校に行くのだが、一週間前の俺だったら面倒臭そうに学校に行き、面倒臭そうに授業を受け、面倒臭そうに帰っていくのだろう。
だけど、今の俺は違う…あの子に会えるから…!
…― 学校 ―
やっと学校に着いた。俺はそのままの足で教室まで跳んでいき、勢いよくドアを開ける。
裕馬「はよ~っ♪」
「あっ、おはよう♪」
「今日も元気だね~♪」
入った途端に絡まれる俺、女に絡まれるんなら、せめてあの子に来てほしいな…。
俺は隅の机に目をやる。
そこには、俺の大好きな子が
ちょこんと座って本を読んでる。
裕馬「やっぱり…可愛いなぁ…♪」
俺は、俺の片思いの子…柳奈の元に足を進めた。
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