なんでライスはお代わりできんのに具はお代わりできないんだよ!

5/12
前へ
/20ページ
次へ
連行された柳奈は、一時間目は姿を見せず、二時間目の終わりにヘトヘトな様子で帰って来た。 裕馬「柳奈!柳奈居ないからつまんなかったぜ!」 柳奈「人の事売ったくせに何言ってるんですか!」 ぷくっと頬を膨らます柳奈がまた凄く可愛い。 裕馬「まぁ、いいじゃねえかよ」 俺は笑顔で柳奈の頭を撫でる。 柳奈「もう…///」 嬉しそうに微笑む柳奈。やっぱり可愛いなぁ…。 そして時は流れて…。 裕馬「飯だーー!」 腹が減った俺は、学校の中心で飯を叫んだ。 柳奈「お腹空きましたねー。」 ニコニコ笑顔で鞄を探る柳奈、飯を探しているようだ。 裕馬「早く屋上行こうぜ?」 柳奈「へ?私達って一緒に食べる約束なんてしました?」 裕馬「俺は柳奈と飯食いたいんだよ♪」 柳奈「…そうですか/// …あれ?」 鞄の中をしっかり開け、ゴソゴソする柳奈、これはまさかの…? 柳奈「裕馬君…非常に残念ですが、一緒にお食事できません。」 ホントに残念そうに言う柳奈、別に一緒に食えない訳じゃ無いのに…。 裕馬「とりあえず、屋上行こうぜ?」 柳奈「えっ、でも私お弁当忘れて…。」 裕馬「大丈夫だよ♪」 俺は柳奈の手を引き、屋上に駆け出した。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

515人が本棚に入れています
本棚に追加