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「何が違うのよ?!」
紗希の目からは涙が流れ落ちる
「私が酔ってたの!その勢いで…」
「うるさい!!!!それでも同じでしょ!?」
「違うよ!!!!」
私は必死に叫ぶ
「コンサートにまで来て…あんたなんなの?」
私は黙り込むしかできない
「まだ好きなんでしょ?」
「…………………」
「答えなさいよ!!」
紗希がグッとナイフを持つ力を強めたせいか首の皮膚にあさい切り傷が出来る。
「ツッ………」
首から血が垂れる
「どーなのよ…………?」
紗希は持っていたナイフを、地面に落とす
「好きだよ!!!」
私は叫ぶ、目に涙を溜めながら
「フラれたくせに………」
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