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「えっと…ちょっと待ってて…」
そう言って涙がポケットから取り出したのは一つのメモ用紙…あれが今の不可解な原因の一つか?
「…んと…お帰りなさいませだニャンご主人様ー(棒読み)今日はどうだったニャン?(棒読み)涙は寂しかったニャン(棒読み)」
「…絶対入れ知恵だ」
最近ではメイドが流行っているらしいが…まったくわからん。
※皆さんお忘れかもしれませんが白は元オッサンです。感覚が若者とは少し違いますよ。
「…えっと(小言)涙はご主人様が来るのをずっと待ってたニャン(棒読み)」
ツッコミ入れたいけどそれやっちゃうと負けのような気がする。
とりあえず棒読みだらけの涙はちょっとあれなので近寄り涙との距離を縮めて…。
「ただいま♪俺も早く大好きな涙に会いたかったよ♪」
『ボン!!』
どうやらいつもの恥じらい娘に戻ったらしい。涙の首に右手を回し、さらに歯が浮きそうどころか大気圏まで飛んで行きそうな甘い台詞を言ってみた。
「そんなに俺のこと思ってくれてたんだ?キスしていい?今日は早く涙の俺色に染まる姿を見てみたいな♪」
『ドカァァァン!!』
涙、K・O。
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