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教室に戻ってきた俺は明らかに様子がおかしかったと思う。
「なぁ、何かあったの~?」
と昂が聞いてきたぐらいだ。
「別に、何も」
「ならいいけど~?」
無理矢理誤魔化したが、多分昂にはバレてるだろうな。
くそ、コイツ男のくせに女みたいに勘がいい。
ちなみにコイツに「女」は禁句だ。
何するかわかんねぇからな
そこんとこは裕也も良く知ってるから絶対に口にしない。
てか、アイツは覚えてないのか………あの日のこと。
俺は一目みて分かったってのに。
だから、無理にでもマネージャーにさせるつもりだった。
アイツがサッカーを好きなのも知ってる。
だって俺はあの日…………
お前に一目惚れしたくらいだからな。
あの日はすごく天気が良くて、サッカーの試合に出る俺らにとってもいい気候だった…―‐
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