第二章

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「…………」 俺はしばらくボーッとしてた。 「あいつ、俺に死ねって言った………? ぷっ、アハハハッ!あんなの初めてじゃんっ!! やべぇな………俺も………」 俺は屋上で寝転がった。 「あ、そうだ。」 昂はある人に電話をかけた。 「もしもし?俺だけど、頼みたいことがあんだ。」 《なんでしょうか?》 「神尾早姫なんだけど………………してくれないか?」 《承りました。では、失礼致します。》 「よろしく。」 ピッ‐― 「クスッ…―‐これからが楽しみだな。」 その頃の早姫は…‐― 何なのっ!? ホントに頭おかしくなりそうっ てか、先輩に死ねって言っちゃったし………… 何されるか分かんないし! てか、もうされたし!! 手遅れじゃん しかも、あたしのファーストキス………… そう考えると怒りが込み上げてくる。 「あんの野郎……」 しかし、怒りとともに涙が流れる。 「くそぅ、何かくやしぃ~………グスッ」 すると後ろから 「…………どうした?」 早姫は後ろを振り返る。 この間のある喋り方は………… 「裕也先輩………」
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