7059人が本棚に入れています
本棚に追加
/332ページ
「…………」
俺はしばらくボーッとしてた。
「あいつ、俺に死ねって言った………?
ぷっ、アハハハッ!あんなの初めてじゃんっ!!
やべぇな………俺も………」
俺は屋上で寝転がった。
「あ、そうだ。」
昂はある人に電話をかけた。
「もしもし?俺だけど、頼みたいことがあんだ。」
《なんでしょうか?》
「神尾早姫なんだけど………………してくれないか?」
《承りました。では、失礼致します。》
「よろしく。」
ピッ‐―
「クスッ…―‐これからが楽しみだな。」
その頃の早姫は…‐―
何なのっ!?
ホントに頭おかしくなりそうっ
てか、先輩に死ねって言っちゃったし…………
何されるか分かんないし!
てか、もうされたし!!
手遅れじゃん
しかも、あたしのファーストキス…………
そう考えると怒りが込み上げてくる。
「あんの野郎……」
しかし、怒りとともに涙が流れる。
「くそぅ、何かくやしぃ~………グスッ」
すると後ろから
「…………どうした?」
早姫は後ろを振り返る。
この間のある喋り方は…………
「裕也先輩………」
最初のコメントを投稿しよう!