第三章

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Saki's heart 有り得ない有り得ない、 有り得ないからぁ~!! 昂先輩が、 いきなり性格変わった?と思ったら、キスしてきた。 あたしのファーストキスをかえせっ! って思ってたら、裕也先輩が言えば?(多分、俺に言えよって意味)って……… 喋らない人に何を言えと? しかも、先輩黙り込んじゃって……… あたし、キレちゃったし… 部活は明日からだから、かろうじてセーフなんだけど… 授業、初日からさぼっちゃった 教室入りづらいや… でも、入んなきゃ… ガラッ 「す、すみませんっ!ちょっと訳あって遅れましたっ」 「訳あってって……どんな言い訳だ」 先生がツッコミを入れる。 それとともに皆が笑う。 この先生は担任の市川先生。 男の先生なんだが、華奢で優しい感じの先生だ。 実際、優しいし。 「まぁ、別にいいが、お前生徒会に選ばれたからさ、ヨロシク!」 「へぃ?」 あたしは意味が分からず、変な返答をしてしまった。 「へぃって、お前は寿司屋かっ!!」 「だって~……何であたし何ですかぁ?」 「あぁ、それはだな……」
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