第一章 ~不幸~

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闘王 「返せないけど、会うことは出来るよ」 一言呟いたら、取り押さえていた男が闘王に気付いた。 「死にが…み………」 言い終わらないうちに、男は燃えた。 無論、その場にいた十数人の大人も。 ただ、一人だけ燃えていない人がいる。 家に放火した女性だ。 闘王は、この女だけは許せなかった。 いろいろな思い出のある、義親の家。 いや、この女より、幕府のほうが許せないが。
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